ボンド磁石は、希土類系やフェライトの磁石粉末をプラスチックやゴム等のバインダー(結合材)と混ぜて固化成形した樹脂結合型磁石をいいます。必要に応じて潤滑剤や酸化防止剤などの添加剤を加えます。ボンド磁石は樹脂を含んでいるため、焼結磁石より磁力は低下しますが、成形あがり品でも寸法精度が高いため後加工の必要がなく、機械強度も強く薄肉品や複雑形状の製品も可能なため、大量生産に適した利点があります。
取り扱っているボンド磁石の種類を紹介いたします。
NdFeB圧縮成形磁石は、NdFeB磁粉粉末と熱硬化性樹脂(エポキシ系)を混合した磁石材料をプレス成形し、熱硬化させた磁石です。
NdFeB焼結磁石より磁気特性は低くなりますが、薄肉形状が可能です。等方性で着磁性も良いため多極着磁にも適しています。
また、錆び易いので防錆コーティングを施して使用するのが一般的です。
射出成形磁石は、磁性粉末と熱可塑性樹脂をコンパウンドした磁石材料を射出成形機と金型を使用し、射出成形した磁石でプラマグとも呼ばれています。
磁性材料は、希土類系(NdFeB、SmCo、SmFeN)、フェライト系の磁粉が一般的に多く使用されています。
熱可塑性樹脂には、ナイロン(PA12、PA6)、PPSが一般的に多く使用されています。
焼結磁石より磁気特性は落ちますが、割れや欠けが発生しにくく、多彩な磁場成形・インサート成形・2色成形を行うことにより、複雑な特殊形状など自由度の高い形状が可能です。
NdFeB押出成形磁石は、NdFeB磁粉末と熱可塑性樹脂(ナイロン系)をコンパウンドした磁石材料を押出成形した磁石です。
押出連続成形により長尺成形でき、希望の長さに切断して使用することが可能です。
圧縮成形品に比べて耐食性が良いため、用途によっては防錆コーティングが不要です。
ゴム磁石は、磁石粉末と加硫性または熱可塑性のゴムをコンパウンドした柔軟で弾力性のある磁石で、ロール圧延または押出成形で成形されます。
磁性材料は、フェライト系の磁粉が一般的に多く使用され、等方性と異方性(機械配向)の2種類があります。
加工が容易のためカットや打ち抜きが可能で、両面テープや印刷紙を貼り付けした応用製品も可能です。
詳細につきましては、お問い合わせください。
▲ Page Top
材質種類毎の特性範囲を参考に記載したもので、材質名(グレード)の特性値ではありません。メーカーにより多種ラインナップを揃えております。
詳細につきましては、お問い合わせください。
▲ Page Top
▲ Page Top
磁石や製品に関するご相談・ご質問・御見積依頼などお気軽にお問い合わせください。 |
TEL 03-3603-8501
※営業時間9:00~18:00(土日祝日を除く) |
FAX 03-3603-8503 |
Email actus@kk-actus.jp |
会社名 住 所 TEL/FAX |