磁石は下記(素材・磁場配向・製法)の3つの種類に大別されます。
1.素材による種類:アルニコ、フェライト、希土類系
2.磁場配向による種類:等方性、アキシャル配向、径方向配向、ラジアル配向、極配向
3.製法による種類:粉末焼結、超急冷凝固、熱処理、HDDR、射出成形、圧縮成形、押出成形、圧延成形
あくまで一例となりますのでご了承お願いします。
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自然界に存在する磁鉄鉱から希土類磁石まで多種にわたります。
1.磁鉄鉱(マグネタイト)
2.クロム鋼
3.高コバルト鋼(KS鋼)
4.アルニコ磁石(アルニコ5・アルニコ8等)
5.フェライト磁石(Baフェライト・Srフェライト等)
6.希土類磁石(SmCo・NdFeB・SmFeN等)
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成形工程時に磁場をかけながら成形することにより、磁区の向きを変えることが出来ます。
1.等方性(どの方向へも等しく磁力を発生させる事が出来きます)2.異方性(方向により発生する磁力が異なります)
磁力は、等方性<異方性 になります。
《等方性磁石》 《異方性磁石》
等方性磁石は、結晶の向きが様々な方向のため、どの方向からでも磁化(着磁)することができます。ただし、結晶の向きがバラバラのため異方性磁石に比べると磁力は小さくなります。ゴム磁石やNdFeBボンド磁石が代表的な等方性磁石です。等方性磁石は着磁が容易なので、多極着磁品に向いています。
異方性磁石は、ある特定の方向のみ強く磁化(着磁)する特徴を持つ磁石で、結晶の向きが一定方向を向いて整列しているため、等方性磁石に比べて磁力は大きくなります。 磁石粉を磁場をかけながら成形することで、N・S極の方向が決められ、同じ方向に揃っていることから、等方性磁石よりも強く安定した磁力を持つことができます。現在の高性能磁石のほとんどが異方性磁石です。同じ材質の磁石同士を比べると、異方性磁石の磁化の強さ(残留磁束密度Brの大きさ)は、等方性磁石のほぼ2倍になり、吸着力は約4倍になります。
《アキシャル異方性》
ある磁石形状に対して1方向の磁場をかけて成形します。上下方向や厚み方向磁場成形品ともいいます。
《径方向異方性》
リング状または円柱状の磁石に対して図のような方向で磁場をかけて成形します。
《ラジアル異方性》
リング状(または扇形状)磁石に対して、内径側から外径側へ向かって 磁場をかけて成形します。
《極異方性》
リング状磁石(または扇形状)の径方向に対して、 決められた極数の磁場をかけて成形します。
特にラジアル異方性磁石および極異方性は形状・大きさにより困難な場合がありますのでご了承お願いします。
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1.鍛造磁石:クロム鋼、高コバルト鋼
2.鋳造磁石:アルニコ、MK鋼
3.焼結磁石:焼結アルニコ、フェライト、希土類系
4.ボンド磁石:フェライト、希土類系 ※圧縮成形・射出成形・圧延成形・押出成形の4通りがあります。
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